「第一次北陸遠征」 (7) [旅行記]

名古屋へ帰るのは特急ひだ20号。16:42着の ひだ11号の折り返しで、富山発時点では3両編成。先頭(岐阜側)から、
・8号車:キハ85-1105 - 指定席
・9号車:キハ84-301 - 自由席
・10号車:キロ85-1 - グリーン車
という編成だ。キハ85-1105(元105)は2次車。キハ84-301、キロ85-1は3次車である。

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発車を待つ特急ひだ20号(先頭はキロ85-1)。

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「第一次北陸遠征」 (2) [旅行記]

美濃太田を出ると高山線は山間部に突入、エンジン音を響かせて飛騨川沿いを登っていく。車窓を流れる飛騨川に夢中になっているのが私だが、8号車にいる他の乗客はパソコンをかたかたと動かしているのであった。ああ場違い。時々聞こえてくる携帯電話で車窓を写す音が救いではあるが。

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晴天の空を映す飛騨川。

引き続き高山線は単線なので時折列車の交換がある。中川辺駅で美濃太田行き普通(1710D)と、上麻生駅で特急ひだ4号とそれぞれ交換するが、乗車中の ひだ3号は運転停車をしない。一部の特急が停車する白川口駅・飛騨金山駅を通過し、下呂の手前にある少ヶ野信号場で美濃太田行き普通(1712C)と交換して下呂駅に滑り込む。

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「第一次北陸遠征」 (1) [旅行記]

今年二発目の鉄は北陸。今年は(なぜか)頭が北陸に向いているので、今回の遠征は題して「第一次北陸遠征」。正月も終わった2013年1月7日(月)・8日(火)に敢行した、その記録。第一次の目的は、富山。

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今回往復には「ひだ号富山往復割引きっぷ」を使用したので、往路復路ともに特急ひだ に乗車する。往路は ひだ3号だ。

いつもの通り旅の起点は名古屋駅。発車時間よりも早めに名古屋駅に到着すると、ひだ号用と思しき編成が轟音とともに駅を通過中。笹島の名古屋車両区から直接ホーム(11番線)へ入線するのかと思いきや、さにあらず、13番線とあおなみ線ホームの間にある線路に入って一旦枇杷島方へ引き上げ。名古屋08:29着の関西線区間快速が到着後回送されるのを待って、ひだ号の編成はゆっくりと11番線に入線した。08:37着。

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名古屋駅で出発をまつ特急ひだ3号(先頭はキハ85-13)。

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「紀伊半島680km、+2.7km」(11) [旅行記]

【7. 特急南紀8号 熊野市→松阪 123.0km】
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キハ85-1102を先頭に走る特急南紀5号(折り返し南紀8号となる)。熊野市駅附近にて。

熊野市駅近辺で小休止して紀勢半島の旅もいよいよラストへ。駅のホームで待っていると、2番線に見慣れた列車が滑り込んできた。

列車は名古屋側の先頭からキハ85-12(自由席) + キロハ84-3(グリーン車・普通車指定席) + キハ84-13(指定席) + キハ85-1102(指定席)の4両編成。列車名は、特急南紀8号。紀伊勝浦発名古屋行き、上り南紀の最終列車である。熊野市駅 17:48 発。

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「紀伊半島680km、+2.7km」(10) [旅行記]

書いてる暇が無くなって来た。ピンチ…

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紀勢線限定のキハ11形300番台(写真はキハ11-304、新宮駅にて)。

【5. 普通2331M 古座→新宮 34.8km】
古座川脇での撮影を終えて、古座駅へと撤収。古座 12:49 発の普通列車 (2331M) に乗り込む。車両は105系F5編成で、新宮側からクモハ105-30・クハ104-7の2両編成。2両とも1981年の新造だが、クモハ105-30は旧・モハ105-3で1984年に中間車から先頭車に改造された経歴がある。古座まで乗車したF1編成と同様に2004年に福塩線から紀勢線へと移籍した。

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「紀伊半島680km、+2.7km」(9) [旅行記]

乗車中の105系F1編成は、新宮側からクモハ105-5・クハ104-8の2両編成。紀勢線紀伊田辺~新宮間で運用されている105系F編成(2連5本、F1 - F5編成)のうちの1本である。2両とも国鉄末期の1981年に新造されたグループ。元は広島の福塩線にいたが、2004年にリニューアルの上紀勢線に移ってきた。

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105系F1編成(古座川橋梁にて)

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「紀伊半島680km、+2.7km」(8) [旅行記]

【4. 普通2329M 紀伊田辺→古座 70.4km】
一夜明けて10月2日(火)。田辺市内で一泊して、朝の紀伊田辺駅へ。
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7時30分頃駅に着くと、ホームは空っぽ。串本発田辺行き普通(2320M、田辺07:12着)の折り返しなので車両は待っているはず、と思っていたが違った。昨日最後に乗車した113系G201編成が3番のりば外側の留置線で眠っているのでそれを観察していると、3番のりばに御坊方面から列車がやってきた。車両は105系F1編成。到着した2両の電車からは大量の高校生が吐き出された。アナウンスによれば乗車予定だった 07:55 発新宮行きだということで、これに乗り込む。

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「紀伊半島680km、+2.7km」(7) [旅行記]

【3. 普通2365M 御坊→紀伊田辺 40.9km】
御坊駅から再び紀勢線の旅を再開。今度は特急ではなく普通列車に乗り込み、紀伊田辺へと向う。

御坊駅3番のりばで待機していたのは113系G201編成。進行方向先頭側からクモハ112-2058・クモハ113-2058の2両。紀勢線和歌山~田辺間で使用される113系(2連2本)の片方だ。もう1本のG202編成(クモハ112-2060・クモハ113-2060)と異なり、スカイブルーに白帯の和歌山色からブルー単色になっている。

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113系G201編成(紀伊田辺駅)。

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「紀伊半島680km、+2.7km」(6) [旅行記]

紀州鉄道撮影続き。

町の中心地にあるのが紀伊御坊駅。車庫があり、この日は休みのキテツ1がエンジン点検中。車庫内には2009年11月に引退した古豪キハ603の姿が。
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タグ:紀州鉄道

「紀伊半島680km、+2.7km」(5) [旅行記]

さてさて紀州鉄道。市街地から外れた場所にあるJR紀勢線御坊駅と市街地を結ぶ鉄道である。路線は御坊~西御坊間、わずかに2.7km。全線乗車しても180円しかかからない。それで儲かるのか、という話だが、公式サイトの鉄道事業の扱いの小ささから判るようにそれは不動産会社の副業なのであった。「力の入れてなさ」は随所に現れる。


御坊駅から紀勢線撮影地に向う途中、県道の踏切で紀州鉄道の列車を待つ。踏切から北側を向いて撮影すると…
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…撮影場所は起点御坊駅近くの踏切である。念のため。

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