「第一次北陸遠征」 (1) [旅行記]

今年二発目の鉄は北陸。今年は(なぜか)頭が北陸に向いているので、今回の遠征は題して「第一次北陸遠征」。正月も終わった2013年1月7日(月)・8日(火)に敢行した、その記録。第一次の目的は、富山。

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今回往復には「ひだ号富山往復割引きっぷ」を使用したので、往路復路ともに特急ひだ に乗車する。往路は ひだ3号だ。

いつもの通り旅の起点は名古屋駅。発車時間よりも早めに名古屋駅に到着すると、ひだ号用と思しき編成が轟音とともに駅を通過中。笹島の名古屋車両区から直接ホーム(11番線)へ入線するのかと思いきや、さにあらず、13番線とあおなみ線ホームの間にある線路に入って一旦枇杷島方へ引き上げ。名古屋08:29着の関西線区間快速が到着後回送されるのを待って、ひだ号の編成はゆっくりと11番線に入線した。08:37着。

キハ85-13.jpg
名古屋駅で出発をまつ特急ひだ3号(先頭はキハ85-13)。

出発までの6分の間に、とりあえずホームを歩いて編成を前から後まで確認する。今日の特急ひだ3号は先頭(岐阜)側から、
・1号車:キハ85-13 - 指定席
・2号車:キハ84-202 - 指定席
・3号車:キハ84-12 - 自由席
・4号車:キハ85-1113 - 指定席
・5号車:キロハ84-9 - グリーン車 / 指定席
・6号車:キハ85-1102 - 指定席
・8号車:キハ85-1115 - 指定席
・9号車:キハ84-303 - 自由席
・10号車:キロ85-5 - グリーン車
<キハ85―キハ84―キハ84<キハ85―キロハ84―キハ85><キハ85―キハ84―キロ85>
という9両編成。途中高山駅で前6両を切り離すので、富山へ行く私が乗車するのは後ろ3両側の指定席、8号車だ。所定の編成は4+3両編成で、1・2号車が余分に連結されている…といえるのだが↑の編成略図に示すようにそう単純ではない編成になっている。

キハ85系のうちキハ85形・キロ85形が先頭車(0番台は非貫通型、1100番台は貫通型)、キハ84形・キロハ84形が中間車である。今回の車両ではキハ85-1102(元102)が最古で88年12月竣工、ひだ用に投入された量産先行車の1次車である。キハ85-13、キハ85-1113・1115(元113・115)、キハ84-12、キロハ84-9の5両が90年2月~4月に ひだ向けに投入された2次車。残るキハ84-202・303、キロ85-5の3両が92年1~2月に特急南紀向けに投入された3次車、という陣容である。

kiroha84-9.jpg
キロハ84形のグリーン車座席。2+2人掛け座席が8列並ぶ。

kiro85-5.jpg
キロ85形のグリーン車座席は1+2人掛けでキロハ84形のそれと比べてゆったりしている。計10列。

発車の合図とともに急いで8号車に飛び乗り座席へ。定刻通り、名古屋駅11番線08:43発。快速列車に先行する(大垣行きの特別快速は08:45発)ので、東海道線内を心置きなくフルスピードで快走する。

高速走行中の車内で、乗客のカウントをしている変な男が私であった(眠気覚ましである)。9両編成の端から端まで歩いて乗客の具合を眺める。名古屋発車時点で乗客は、1号車(指)14人、2号車(指)7人、3号車(自)9人、4号車(指)・5号車(グ・指)・6号車(指)各0人、8号車(指)10人、9号車(自)4人、10号車(グ)6人、ということで計50人(8号車には自身を含む、以降同様)。指定席は用務客中心(8号車は私以外それである)、自由席には遅い帰省と思しき人がちらちらと。観光客風は高齢者を中心にごくわずかである。

車内を見物しているうちに、あっという間に次の岐阜駅に到着、09:01着。東海道線とはここで別れて、進行方向を変えて高山線へと入る。というわけで10号車が先頭になる。岐阜駅4番線09:03発。

高山線は全線単線。交換駅が頻出するが、鵜沼までの各駅は高速化工事により高速通過可能な分岐器に交換されている。ゆえに駅をほとんど制限速度を受けずに通過できるのだが、さすがに分岐器をわたる際には揺れる。直線区間での揺れがほとんどないのでより際立つ、といえるかもしれないが、特に合流する側の分岐器での揺れが酷い。例の如く車内をふらふらしている私は左右に飛ばされるのであった。ちなみに乗客は岐阜発車時点で、10号車(グ)6人、9号車(自)10人、8号車(指)12人、6号車(指)2人、5号車(グ・指)・4号車(指)各0人、3号車(自)11人、2号車(指)8人、1号車(指)21人、ということで計70人。岐阜で下車はいないと思われるので、岐阜で20人が乗ったことに。

単線なので列車交換多数。美濃太田までの間に、岐阜から2つ目の那加駅で岐阜行き普通(712D、キハ40系)と交換、鵜沼駅で同じく岐阜行き普通(714C)と交換。その間の蘇原駅では太田方面行きの回送(キハ40系)が待避していた。

美濃太田駅3番線09:23発。乗客は10号車(グ)6人、9号車(自)11人、8号車(指)13人、6号車(指)2人、5号車(グ・指)・4号車(指)各0人、3号車(自)17人、2号車(指)8人、1号車(指)21人、計78人に増加。名古屋~富山間で最多であった。見ての通り、名古屋駅から4・5号車に乗客はいない(高山まで同様)。富山行き編成(10号車)と高山行き編成(5号車)の双方にグリーン車がついているのだが、10号車の1+2人掛けに比べて狭い2+2人掛け座席である5号車は意図的に空けているのかもしれない。6号車の乗客2人はビジネスライクな8号車を避けて移動したと思しき母子なので、実質的に4~6号車の3両はすべて空席、回送状態であった。にもかかわらず1号車に21人も詰めており(定員60)、バランスが悪い。

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