「紀伊半島680km、+2.7km」(7) [旅行記]

【3. 普通2365M 御坊→紀伊田辺 40.9km】
御坊駅から再び紀勢線の旅を再開。今度は特急ではなく普通列車に乗り込み、紀伊田辺へと向う。

御坊駅3番のりばで待機していたのは113系G201編成。進行方向先頭側からクモハ112-2058・クモハ113-2058の2両。紀勢線和歌山~田辺間で使用される113系(2連2本)の片方だ。もう1本のG202編成(クモハ112-2060・クモハ113-2060)と異なり、スカイブルーに白帯の和歌山色からブルー単色になっている。

113G201.jpg
113系G201編成(紀伊田辺駅)。

113系…とはいえ中間車のモハ113形・モハ112形を先頭化改造(2002年実施)して出来た代物。先頭形状は103系風で、側面も体質改善車であるため、113系らしさに欠ける。内装を除けば。

2番のりばに到着した和歌山発の普通(363M)に接続して、御坊 17:18 発。特急に追い抜かれるダイヤではなく、複線区間を走っているので列車行き違い待ちもない。坦々と各駅に停車していく。御坊を出て暫くは海岸線から離れた内陸部を行く。カーブの連続で、車輪の軋む音が続く。

駅の手前に架る奇抜なカエルの橋が印象的な印南駅を過ぎ、次の切目駅を出ると太平洋の海岸線沿いをひた走る。運よく日没の時間帯に重なっており、水平線に沈む夕陽を拝めるかと思ったが、そう上手く行くものではない。天気は相変わらずの薄曇で、雲が赤いだけである。岩代駅の先、千里浜を通過すると海岸線とはお別れ。いつの間にか日が沈み、外は暗い。

車内は御坊を出た時点から高校生の帰宅列車。途中駅で入れ替わるも紀伊田辺に到着するときも相変わらずその状態である。紀伊田辺駅2番のりば 18:01 着。乗ってきた113系G201編成は白浜方面に引き上げたのち1番のりばに入り、折り返し・紀伊田辺 18:16 発2370Mとなっていった。
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