「紀伊半島680km、+2.7km」(2) [旅行記]

【2. くろしお3号 新大阪→御坊 130.7km】
次に乗車するのは、京都発新宮行きの特急くろしお3号。この「くろしお」は、今年3月の改正で、車両によって分けられていた「くろしお」「スーパーくろしお」「オーシャンアロー」の3列車を統合して誕生した。3号は改正前は「スーパーくろしお3号」として運転されていた列車であって、車両は“スーパー”時代と変わらず381系の、パノラマグリーン車を連結する編成である。

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今回乗車した「くろしお3号」(381系D603編成)。御坊駅にて。

新幹線からの乗り継ぎに30分近くある、余裕だ…ということでゆっくりしようと思っていたのだが、ホームの様子を覗いてみると、2つある自由席の乗車位置には20分近く前の時点で既に10人以上の列ができている。これはいかんと並ぶことに。そしてふと電光掲示板を見てみると…「くろしお3号・10分遅れ」!くろしお は早速遅延していた。並ぶ時間が増える増える。

新大阪駅在来線ホームの最も西側、11番のりば。列車を待つ列の前に、関空特急はるか11号が停車(08:46発)。本来はこの後にやって来るはずなのだが、先に はるか6号(09:08発、京都行き)が来てしまった。はるか が出ていって数分後、ようやく くろしお3号が入線。始発の京都を 08:36 に出発、新大阪は 09:03発なのだが、14分も遅れて新大阪 09:17発になってしまった。

くろしお に乗車する際、2両ある自由席から15人ほど降りてきた。630円も追加で支払ってでも特急に乗車する需要もあるのか、と驚くが、おそらく恒常的に混雑する新快速を避けるためであろう。彼らと入れ替わって自由席に乗車する人は大量。8割がビジネスマンのようだが、その他の客もちらほら。自由席の車内は混雑する。


列車は新大阪駅を出ると梅田貨物線に入り(戻り)、新淀川を渡る。大阪駅を避けて梅田駅(貨物駅)を通過していく。梅田駅構内まで複線であるので、反対側の線路を287系が通り過ぎた。新大阪行きの くろしお4号のようだ。相手はほぼ定刻通りか。
西九条駅で貨物線から大阪環状線へ移る。3番のりばを通過したが、4番のりばに目を向けると、(天王寺経由)森ノ宮行きの普通列車(1391列車、西九条 09:26発)が待たされていた。しばらく環状線を進み、関西線と環状線の複々線区間の入り口である新今宮駅で関西線側に転線、2番のりばを通過する。環状線側の1番のりばには、またしても普通列車(1387列車、新今宮 09:33発)が待たされている。遅れているのにも拘らず、上手く普通列車をかわしながらスムーズに進むものだ、と思っていたが、よく時刻表を見ると、(本来は)後続の はるか13号(新大阪 09:16発、天王寺 09:33発)のスジで走っているのであった。

天王寺駅は15番のりばに入線。新大阪ほどではないがここでも大量の乗客を迎え、自由席車内は8割以上の席が埋まってほぼ満席状態になっていた。定刻13分遅れの 09:34、天王寺駅を発車。

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