東北旅行記3. 「五能線 (1)」 [旅行記]

3月10日(土)、「あけぼの」を降りて秋田駅。覚悟はしていたが外は寒い。その寒い中で、時々やってくる列車をホームから撮影して回って時間をつぶす。しかし、701系とキハ40系ばかりなのは何とかならぬものか。

8時を過ぎたころ、ホームにキハ40系の4両編成が入ってくる。またキハ40...といっても、原型を留めないほど手が入れられた車両。2006年3月にデビューした「リゾートしらかみ くまげら」の編成だ。1号車側からキハ48 703・1521・1503・704の順。指定された4号車に乗り込む。この列車が臨時快速「リゾートしらかみ1号」で、定刻通り秋田駅3番線を08:24に出発する。

車内は一般車のキハ40系とは別次元だが、走り出せばキハ40系然とした走りっぷりである。響くエンジン音、揺れ、伸びないスピード。2010年12月デビューのハイブリッド車HB-E300系「青池」編成の走りや如何に。

最初の停車駅・追分駅では動きなし。次の八郎潟駅では一グループの乗車があったようだ。次の森岳駅まで時間があるので、ここで車内を見て回ることに。車両は前述の通り4両編成で、1・3・4号車の3両は普通車指定席、2号車はボックス席。普通車はリクライニングシートが2+2×10列配置され、定員は各40人(1号車は車椅子対応座席があるため1席欠の定員39人)。ボックスシートは4人用が8室で定員32人(うち6室は6人対応だが)。ということで定員計151人。この日は幸い天気に恵まれたが、まだまだ沿線は「冬」。観光シーズンにはまだ早かろう。乗客も少なめで、1号車6人、2号車10人、3号車3人、4号車8人。乗車率18%。

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リゾートしらかみ・くまげら編成、東能代駅にて。

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くまげら編成のシートはワインレッド。

現在の上野駅では「ふるさとの 訛りなつかし…」とはいかないが、さすがに秋田まで来れば、である。車掌さんに「そ」を聴く。雪の残る平野を北上しつつ、森岳駅を過ぎる。折角の複線・高規格なのに今ひとつ速度が伸びないのをもどかしく思いつつ、東能代駅に到着。これまで4号車が先頭であったが、ここでバック。それもあってか10分以上の休息である。秋田訛りの車掌さんもここで交代。

五能線の対向列車の到着を待って、東能代駅を09:30発。単線でもしばらく対向列車がやって来ないのだから、五能線は実にのんびりしている。能代の中心部にある能代駅で5分も停車するのだが、対向列車もないのに一体何故。謎は解けないまま09:40発。気がつけば秋田を出てから1時間以上経っているではないか。

能代を出た時点で再び車内をチェック。1号車10人、2号車21人、3号車6人、4号車8人で計45人、乗車率30%にUP。2号車ボックス席は実に賑やかな車両に変わっていた。
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