「あさぎり 243.6km」 (4) [旅行記]

371系X1編成は沼津でしばらく休息した後、沼津 15:30 発の「あさぎり6号」で新宿へもう一度向かう。自分は沼津や隣の三島で休息し、特急「あさぎり8号」に乗り込むことにする。8号は小田急20000形RSEで運転。沼津 15:51 着の5号で沼津入りし、一度車両基地で準備を整えてから 17:20 頃に沼津駅3番線に入線した。当日は、2編成あるうちの第1編成であった。

「あさぎり」は沼津駅を、沼津終着の御殿場線普通列車の到着を待って定刻通り 17:30 に出発。来た道を戻るのだが、外は既に暗く車窓を楽しむことはできない。それを見越して2階建てのグリーン車ではなく普通車の席をとり、最後尾の1号車4番A席に陣取る。371系とは異なり普通車はハイデッカーでグリーン車と同様に展望が考慮されているが、夜なのであまり意味がない。4号車1階部分にセミコンパートメントがあるが、これもこの列車では活用されていない。

8号は沼津発「あさぎり」の最終便。観光客の多くは1本前の6号で帰るのか、車内は沼津発の時点では閑散としている。グリーン車にいたっては空っぽだ。裾野 17:41 発で、ここで三島行き普通(313系)と交換。最後尾なのでどれぐらい乗客があるのかは不明だが、1号車には1人乗車してきた。御殿場は 17:56 発。10数人の乗客が追加されてようやく車内は特急らしくなった。この時間帯は列車本数が多く、ここでも三島行き普通と交換した。

車内を回ると、グリーン車は3号車0人(定員32人)・4号車5人(32人)で乗車率7.8%。普通車は1号車23人(定員60人)・2号車23人(60人)・3号車1階2人・4号車1階1人(12人)・5号車26人(68人)・6号車21人(60人)・7号車25人(60人)で乗車率35.8%。計126人(定員402人)で全体の乗車率は31.3%。往路の3号と比べると非常に少ないが、顔ぶれは観光帰りが多いようだ。なお、4号車1階のセミコンパートメントには一人でこっそりと休んでいる人がいらっしゃった。静かな誰もいない空間で、まるで秘密基地のよう。

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2+1人がけ座席のグリーン車。

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2+2人がけ座席の普通車。

駿河小山 18:07 発、ここでは1号車は乗客の動きなし。次の谷峨駅をゆっくりと通過しているとき、ホームの反対側で三島行きの普通(313系+211系)が交換待ちをしているのが見えた。松田では乗客を3人追加。18:23 発で、JR御殿場線から小田急小田原線へと戻る。371系では対策がされているのでなかったのだが、20000形では連絡線のデットセクションで停電する。一瞬、車内が闇に包まれた。小田急線をしばらく走ると、複線の反対側を白い列車が流れた。沼津へ戻る「あさぎり7号」の371系だろう。

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