「第一次北陸遠征」 (6) [鉄道]

続き。
高山線から富山駅に戻ると、再び市内線観察タイム。今度は旧塗装のデ7018号を撮影できた。

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旧塗装のデ7018号。

電鉄富山10:37発立山行きの急行列車に乗り込む。車両は10030形第6編成(モハ10041+10042)だが、車内はほとんど回送状態で乗客は両手で数えられる程度である。寺田駅まで各駅に停車し、本線から立山線に移ってからいくつかの駅を通過。急ぐための通過、というより単に客がいないから通過という態である。

上滝線と接続する岩峅寺駅あたりで常願寺川下流部の扇状地が尽き、沿線は常願寺川沿いの渓谷に変わる。立山線はその中をかなりの急勾配で終点立山駅まで登っていく。終点手前、一度沿線の林が開ける場所があったが、あれはかつての終点粟巣野駅(1981年廃止)であろうか。立山11:33着。立山駅は著名な「立山黒部アルペンルート」の富山側の入り口、駅の隣から立山ケーブルカーが出ている…のだがこれもまた冬休み中である。というわけで駅周辺は人影がほとんどない。車の通りもほぼ、ない。

立山駅のすぐ近くにある有名撮影地へ。県道が常願寺川(真川)を渡る真川大橋から、大橋の北側に並走する地鉄真川橋梁を見下ろす。山間部ではあるが時々太陽が顔を覗かせ、気温は高め。カイロがいらないほどである。が、雪は20cm以上は積もっている。

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真川橋梁を渡る10030形。

数列車を撮ったができはイマイチ、修行が足りない!今度は立山13:34発の列車で2駅下りて有峰口駅で下車。小さな集落の駅だが、常願寺川の対岸へかかる県道の橋もまた有名撮影地である。西側に地鉄の鉄橋があるのだ。西側を向いても十分綺麗な景色なのだが…振り返って東側を見るほうが絶景である。線路がこちらがわでないのが惜しい。

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常願寺川を渡る10030形。

1本だけ撮影して有峰口駅へバック。駅の手前が急なS字カーブになっており、進入してくる列車を望遠で抜いたらこうなった。

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有峰口駅に差し掛かる10030形第3編成(モハ10035+10036)

というわけで有峰口15:28発の列車に乗車。車両は10030形第3編成(モハ10035+10036)。これで岩峅寺駅まで下りていく、15:41着。往路とは逆に、岩峅寺駅から扇状地へと入っていくわけだが、川の右岸側を結ぶ立山線に対し、左岸を行く路線が上滝線である。上滝線は岩峅寺駅から南富山駅までの路線だが、列車はすべてその先の不二越線に直通して電鉄富山駅まで向う。同線に乗車して地鉄の旅の〆とした。岩峅寺15:43発。車両は14720形第2編成(モハ14722+クハ172)。

岩峅寺を出たときは乗客はまばらだったが、気がつくと学生の帰宅列車に。南富山駅の市内線車庫脇を通るとき、今回唯一見れなかった白のデ9000形が昼寝中なのに気づく。電鉄富山16:14着。
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