「2012 JR貨物時刻表」 [鉄道]

今期もまた貨物時刻表を入手。「最早見るべきものもなくなった」と評されそうな貨物時刻表だが、見るべき点をピックアップ。

1. 予告通りワム消滅、編成内容から「紙」が消えた。吉原駅発着列車はすべて抹消、岳南鉄道は路線図・本文からも消えた。吉原駅の日本製紙専用線は廃止確定だろう。富士駅の同社専用線は時刻表からでは判断できない。
2. 紙列車のスジは概ね同じ時間でコンテナ化のよう。越谷タ~富士~稲沢~梅田+稲沢~春日井の2系統に単純化された模様。
3. 鶴見線の貨物輸送の退潮が激しい。浜川崎駅発着の石油列車は全滅。残るは安善~拝島の石油輸送と、扇町~秩父鉄道の石炭輸送のみ。
4. 南四日市駅発着のコンテナ列車(臨高速)が「復活」。といっても、前号では誤って消されていただけのよう(運転されていた)。
5. しぶとく残っていた六原駅発着便が消滅(臨専用が1本あった)。北上ハイテクペーパー専用線も廃止だろう。
6. 東北地区の石油列車がすべて臨時になっている。これは震災で製油所が停止しているからだろう。いずれ復活すると見る。
7. 常磐線湯本以北から列車が消えているが、これも震災の影響。
8. 岡部駅発着便消滅、石油列車が2往復あったが廃止。JX岡部油槽所は閉鎖か。
7. 本輪西駅発着の石油列車がすべて臨時に。室蘭製油所からの鉄道輸送は今年5月末で船舶に切り替わるという報道を裏付ける。
8. 駅の総数は253で変化なし。
9. 追記。気付かなかったが、オフレールステーション (ORS) が増加。六原・名取の2箇所。と水戸だが、いつもの誤植(表記ゆれ)のせいで判然とせず。

前回・今回ともに消える石油列車多し。元売の大型合併の影響で、輸送系統の整理がなされているのだろう。石油列車の寿命やいかに。

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・関連:2011 JR貨物時刻表まとめ

タグ:貨物列車
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