「中国 661.4km」 (4) [旅行記]

7日。鳥取県と島根県を行き来する日。最初は、智頭発米子行きの227D。車両はキハ126-5+1015+キハ121-6の3両編成であった。07:02に到着、ホームの向かい側からすぐに益田行きの特急スーパーまつかぜ1号が出発、これ追って07:07に鳥取駅を出発した。車内は完全に通学列車の趣である。

駅を出るとしばらく複線の趣だが、右手に並行するのは車両基地への回送線。車両基地を眺めていると湖山駅に到着。早速交換で、相手は倉吉発鳥取行きの224Dでキハ47の4両編成。次の鳥取大学前駅周辺は学校の集積地で、大量に学生が降りていき、一転して車内は静かになった。次の末恒駅が平野の西端のようで、ついにトンネル。平地に出て宝木駅。ここで特急スーパーはくとの編成と交換したが、相手は回送列車であろう。同じようにトンネルを抜けて平地に出ると、次の浜村駅。宝木を出た時点から減速信号で60km/hで、やはりここで米子発鳥取行き226D(キハ47の5両編成)と交換した。これまでより長いトンネルを抜けて平地に出ると今度は青谷駅。これまで各駅で数人ずつ乗客を拾っていたが、青谷駅で大半の学生が下車していった。高校の立地が一目瞭然で面白い。

しばらく山地ながら海岸線を通るので、日本海が時々車窓に映る。泊駅で米子発鳥取行き228D(キハ47の4両編成)と交換、さらに特急スーパーまつかぜ2号(キハ187の4両編成)を待たせてこれとも交換した。車内は再び学生が増える。泊を出ると海岸線から離れ内陸の倉吉を目指す。次の松崎駅でも学生がさらに増加。山を越えて天神川沿いに開けた倉吉の街に入ると倉吉駅に到着。ここでは米子発鳥取行き230D(キハ47の2両編成)と交換。乗車>下車であるが、乗客はほぼ入れ替わるとはいえまだ通学列車の趣ではある。平野を海岸線へ向けて進み、次の下北条駅でも数人学生を追加したが、由良駅で学生は一掃され通学列車としての役割を終えた。由良で4分停車し、松江発鳥取行きの232D(キハ126の2両編成)を待つ。

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キハ121の車内。地方線区とは思えないきれいな車内。ボックスではなく転換クロスならば文句なしだが、通学輸送を考慮しているためか。

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浦安駅で交換したDD51牽引の試運転列車。車内から撮影。

由良から大山山麓に突入。わずかながら起伏があるので、築堤や切通しが連続する。次の浦安駅では、スタフには表示がなかったのだが交換を実施。相手は、DD51重連が青い12系客車5両を牽く試運転列車であった。この先米子まで直線主体のため高速進行。駅構内の制限もない。御来屋駅で3分停車、益田発鳥取行きの特急スーパーまつかぜ4号(キハ187の2両編成)を待避。そういう事情もあって特急は超高速で通過していった。2つ先の大山口駅では9分停車。米子発鳥取行きの234D(キハ47の2両編成)と、その後続の快速とっとりライナー3420D(キハ126の2両編成)と交換する。2つ先の伯耆大山駅でまたしても8分停止。岡山発出雲市行きの特急やくも1号が通過していった。複線区間を進んで終着米子駅には09:21着。


米子駅からは西出雲行き133D。09:36発で、首都圏色・姫新線色のキハ47 2006+1054の2連であった。街を出て山の中を進むが、最高速度95km/hとエンジン強化で意外と速く感じる。複線区間で鳥取行きの特急スーパーまつかぜ6号(キハ187系2連)とすれ違う。安来駅を出て飯梨川下流に開けた平野を横切ると荒島駅。安来から単線のため、出雲市発米子行きの130D(キハ121 2連)が交換を待っている。荒島を出るとすぐに宍道湖!と思いきや早とちりで、中海と知る。しばらく中海と付かず離れずで、東松江駅を過ぎると大橋川沿いを遡上。松江まで複線なので、途中で出雲市発岡山行き特急やくも12号・出雲市発米子行きの普通282M(115系)とすれ違い有効活用。そして街に入ると県都松江市の代表駅・松江駅に到着。乗客も動く。

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姫新線色のキハ47 1054、米子駅にて。

松江を過ぎるといよいよ宍道湖。宍道駅あたりまで約15kmにわたって湖岸を西へ。駅名から温泉の匂いがする玉造温泉駅で観光客少々。ここから次の来待駅まで再び複線で、益田発米子行き3450D快速アクアライナーとすれ違って有効活用。そして次は1年ぶりの宍道駅で、ここから江津まで既乗区間。宍道から湖を離れて出雲平野を進むので、宍道湖とはしばらくお別れ。荘原駅で3分停車し、出雲市発岡山行き特急やくも14号を待ち、次の直江駅でも西出雲発米子行きの132Dと交換。斐伊川を渡ると右手から一畑電車北松江線が迫り、高架を登ると出雲市駅へと滑り込む。10:53着。

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