「中国 661.4km」 (1) [旅行記]

去年の夏は中国地方中部の路線を乗りつぶしたが、今年の夏は東部の路線を目標とすることに決定した。9月6日(火)~8日(木)に各地を巡った、その記録。週末の台風により一部区間がバス代行となってしまい、計画を完遂できなかったのだが...。


6日。スタート地点は名古屋駅。手始めに06:45発新快速2301Fに乗車、車両は313系J6編成+αの8連。終点・大垣駅には07:19着で、07:28発普通209F(117系S18編成4連)に乗り換えて米原駅へ向かう。米原駅着は08:04、ここからは08:17発新快速3427M(223系W26編成+αの12連)にひたすら乗り続けて西進する。(座ったままであるが)疲労がピーク達した2時間半後、終点姫路駅に無事到着。10:48着。

姫路までは「いつもの」ルートであるので、旅の起点はここ姫路駅であろう。今回は、3日目の夕方に再び姫路に戻るルートとなった。

姫路からは、赤穂線直通の11:04発普通959Mに乗車。乗ってきた新快速の1本後の新快速を待って出発した。車両は223系V34編成で4連のみであったが、車内は混雑といえるレベル。網干・竜野などと停車していくが、乗客の動きは少ない。最も動いたのは相生駅。ホームの向かいには1315M山陽本線経由岡山行きが出発を待っていたが、多くの降車客がそれに流れていった。そして959Mの車内は一転して閑散。これは明らかに、姫路発岡山行きにして相生で赤穂行き乗り換えにするのが最適ではないのか。

相生発は11:24。相生からまさしく「脇」に反れて赤穂線は赤穂方面を目指す。幹線規格の山陽本線とは打って変わって低規格路線でローカル線の趣、ジョイント音が目立つ。戦後開通のためであろう、貨物取扱いを想定していない簡素な駅が目立つ。平野は駅を出てすぐに尽き、山をトンネルで抜ける。西相生駅を出ると高取峠をトンネルで通過、出ると千種川沿いの平野部に出てそのまま赤穂の街へ。海が近いはずなのに海が全く見えない不思議な地形で、じれったい。終点・播州赤穂駅には11:36着。2分後の11:38発の備中高梁行き普通1915M(213系C009編成)に乗り換える。

赤穂を出てしばらくすると工場群に突入、住友大阪セメントの巨大プラントの脇を通り抜ける。ここに貨物駅の西浜駅があるのは知る人ぞ知る、か。次の天和駅の裏手にある三菱電機赤穂工場まで専用線が伸びる。三菱電機に向かうと思しきサラリーマンが、ICOCAの精算(赤穂以西は使えない)に苦戦していた。小さな峠をトンネルで抜けると兵庫県ながら“備前”の備前福河駅。県境の福浦峠を越え、寒河駅を過ぎると海辺へ出、日生駅は海岸の高台に立地していた。下車多数で、このあたりが姫路へ向かう流れと岡山へ向かう流れの境界だっただろうか。小豆島行きのフェリーが駅前の港で出発を待っており、島へ向かうと思しき下車客も何人かいた。赤穂行きの1914Mとここで交換。

しばらく山と海岸線と平地が交錯する複雑な地形を進むので面白い。海岸線を避けるように進んで片上の街へ。しかし、備前市の中心部であるはずの備前片上駅・西片上駅では、乗客の動きはごくわずかで拍子抜けする。備前焼で有名な伊部でも同様であった。香登駅付近から吉井川沿いの平野部へ入る。意識せず瀬戸内市に入り、長船駅。本数が増える長船駅では赤穂行き1916M(115系3連)と交換。ICOCAエリアへ再び入ったことからも、ここから岡山の都市圏であると意識させる。そしてこれ以降続々と岡山へと向かう乗客を拾っていく。岡山に到着するころの車内だけを見ると、2両では足りるまいと思わせる。大富駅を過ぎて吉井川を渡ると岡山市で、沿線の住宅も乗客も増える。西大寺駅で長船行き1962Mと交換して単線区間では最後の列車交換。東岡山駅から山陽本線に合流し、最後に旭川を渡ると岡山駅に到着。13:01着。列車は備中高梁行きだが、乗客のほとんどが降りてしまうので何のために直通するのだろう。

20110906_115+213.JPG
115系と213系C009編成の交換、長船駅にて。

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