「中国 661.4km」 (8) [旅行記]

米子駅に帰ってきてしばらく休憩。ここからいよいよ「帰路」につくので、何か土産を...と土産屋をのぞく。梨に後ろ髪をひかれつつ、買ったのは...。

11:03発の米子発播州赤穂行き普通824Mに乗り込む。115系G01編成(クモハ115-1503+114-1098)の2連であった。前日通った鉄路を戻り、伯耆大山駅から伯備線へと移る。対向の出雲市行特急やくも5号の通過を待って伯耆大山を出発、伯備線は山陰本線から分岐して大きく右手へカーブして南へと向かう。最初の駅、岸本へつく前の米子市・伯耆町の境界あたりで平野が尽き、日野川沿いの谷を進む。岸本駅とその次の伯耆溝口駅はそれぞれ旧岸本町・溝口町)の中心地というが、岸本で2人・溝口で1人下車というだけで動きは極少。ちなみに米子から乗客数を数えており、米子発時点で33人、東山公園+1・伯耆大山+1である。生山発西出雲行き普通943M(115系2連)と交換して出発。

溝口を出ると谷が深くなり、長いトンネルや川を渡る鉄橋が連続するようになる。久しぶりにまとまった集落に入るとそこが江尾駅。江府町の中心地ながら下車1人のみとこれまた寂しい。さらに谷を進むとすぐに武庫駅に停車するが乗降なし。引き続き国道と並走しながら川沿いを上ると根雨駅に到着。日野町中心地で、特急停車駅ということもあり最多の8人下車。ここでは13分停車し、岡山行き特急やくも14号(運転停車)を待避、さらに出雲市行き特急やくも7号(停車)と交換した。

根雨を23人の乗客とともに出発。引き続き川沿いを上り、黒坂駅・上菅駅と過ぎるがともに乗降なし。上菅で3分停車し対向の新見発米子行き普通827Mを待つ。黒坂あたりから谷がより深くなる印象で、開けた場所にできる集落も小さくなる。生山駅周辺も狭い町だが、西に離れた開けた場所に町(日南町)の中心地があるよう。2人下車・1人乗車で車内は22人となった。

日野川とは生山でお別れ。病院の脇からトンネルに突入し、それを抜けると石見川沿いを進む。トンネルを抜けてすぐの場所は特に谷が深く、「石霞渓」という景勝地であるという。この渓谷を出ると谷は浅くなり、川沿いに細長く田が広がる。高度を徐々に上げていき、島根県側最後の上石見駅に到着。ここまでくると奥地に来た感がするのだが、それでもなお田が広がっているのを見ると感動的でもある。2人下車。再び3分停車し出雲市行き特急やくも9号を待つ。

駅を出るとすぐに勾配を登り、県境の谷田峠をトンネルで抜ける。峠を越えれば当然下り勾配で、深い谷を下っていく。西川沿の崖にできた新郷駅・足立駅では乗降なし。トンネルと鉄橋を駆使して引き続き川沿いを下ると、西川と神代川の合流点にたどりつき、備中神代駅に到着。神代川沿いを下ってきた芸備線と合流する。開けた土地でまとまった集落があるようで、5人乗車して車内は25人に。

神代を出ると「阿哲峡」と呼ばれるこれまでになく深い渓谷を進む。崖に張り付いて進むと秘境駅として有名な布原駅で、一旦運転停車。芸備線備後落合行きの443D(キハ120単行)が停車していたが、下車はやはりなさそうであった。西川沿いを下ると新見市街に到達しないため、渓谷の斜面を突破。トンネルを出ると高梁川沿いに開けた新見市の市街地に滑り込む。新見駅12:57着。

(あう画像がなく、今回は画像なし)

タグ:JR西日本
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