「中国 661.4km」 (7) [旅行記]

最終日8日。起点は米子駅で、朝若干ゆっくりして7:50発の境線・鳥取発境港行き1637Dに乗り込む。キハ47 3018+32+2017+2005の4連である。米子発の時点ですでに通学列車の趣で、住宅地に設置された駅にこまめに停車して学生を拾っていく。車両基地を右手に見ていると後藤駅で、ここでキハ47 3両+キハ40 1両の1636Dと交換。一方で、学生の一団が下車していった。列車は引き続き弓ヶ浜半島を境港方面へ北進する。進むにつれて沿線には田畑が開けていくのだが、やや離れて並行する道路沿いに住宅地が集積するため駅周辺でさえも田畑が広がっている。歴史のあるはずの弓ヶ浜駅が特に顕著なのだから面白い。とはいえ学生の利用は多く、各駅で数人ずつ拾っていく。

空港を左手へ見つつ右へ左へ大きくカーブし、米子空港駅に到着。通路で米子空港に直結する空港最寄駅とあって、いかにも飛行機へ乗りそうなサラリーマンが数人下車していった。飛行機が待機しているので、それに乗るのだろうか。次の中浜駅で待っていたキハ40 1両+キハ47 2両の1638Dと交換。この中浜駅と次の高松町駅では乗車がない、と思っているとその次の余子駅で学生がほぼ下車し、賑やかな車内は一転静かになった。そして次の上道駅で残っていた学生がすべて下車し、乗客少の通学列車へと転換した。その状況のまま終点境港駅へ、8:39着。


境港市の鬼太郎推しは尋常でない。街灯まで目玉おやじで度肝を抜く。通勤・通学時間が終わってしまい駅前は閑散、観光には少し早い時間か、と思いながら「水木しげるロード」を少し歩く。と思っていると観光バス駐車場方面からお年寄りの団体客が大量に流れてくるではないか。


駅に戻ると「目玉おやじ列車」(キハ40 2095)がやってきた。車体・車内ともにいたるところに目玉おやじ、目玉おやじ…。1642Dとして9:32に境港を出発、日中の都市間列車といったところで単行の車内には乗客が21人。暇つぶし兼眠気覚ましで乗客を数えると...馬場崎町+2・上道0・余子+5・高松町+1・中浜+1・米子空港-4・大篠津町+3・和田浜+3・弓ヶ浜-1+3で34人。弓ヶ浜で交換した境港行き1641Dは「ねずみ男列車」であった。河崎口-1+3・三本松口-2+2で車内は計36人。これが最高値で、意外にも後藤駅で-9+1と下車多。富士見町-4・博労町+1と最終的に車内は25人となり米子駅にすべりこむ、10:15着。なるほど快速運転をしにくそうな広く薄く分布する数値であるか。






20110908_kitaro.jpg
…。※「水木しげるロード」にある鬼太郎像である。

20110908_kiha40-2095.jpg
「目玉おやじ列車」キハ40 2095、境港駅にて。

20110908_medama.jpg
目玉おやじが指差す先には...。

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by お名前(必須) (2018-12-26 03:53) 

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