「富士遠征」 (1) [鉄道]

先日、日本製紙が富士工場富士の減産と、富士工場鈴川の閉鎖を発表した(PDF)。前者は富士駅に、後者は吉原駅に専用線をつなぐ工場である。ということは、吉原駅の専用線は廃止が決定したも同然である。よって2011年8月9日(火)、富士駅・吉原駅への遠征を敢行した。同じく、日本大昭和板紙吉永工場(岳南鉄道比奈駅に専用線接続)も減産が発表され、岳南鉄道における貨物輸送廃止の噂があるが、岳南は後回しにする。


「青春18きっぷ」を片手に、名古屋から東へ。米原発豊橋行新快速2302F(313系Y108)、豊橋発掛川行普通922M(313系T7+211系SS5)、浜松発興津行普通748M(211系SS5・浜松切離しの編成)、島田発熱海行432M(211系SS9)と乗り継いで、富士駅11:13着。

20分ほど待つと、EF210-106牽引で静岡貨物発吉原行きの560列車が停車した。貨物時刻表には連結・解放作業を行うとあるが、何もせずに出発していった。この後ヤードの周り約2kmを歩いて一周。入換作業用にはDE10 1517が使用されていた。

20110809_de10-1517.JPG
入換作業中のDE10 1517。

前日夕方に届いた貨物は、おそらく朝の作業で工場に引き取られたと思われるので、構内にそれらしき貨車はなし。出荷ぐらいあるだろうと、『鉄道ファン』2011年4月号の情報を元に、13:30過ぎにあるという専用線の授受作業を待つ。この専用線、噂どおりの廃線オーラを出している、草茫々であった。現役かと疑わせるほどだが、14時ごろに無事列車がやってきた、とはいっても出荷が少ないのかコンテナ車1両(コンテナ5個)という寂しいものであった。

20110809_np-fuji_1.JPG
コンテナ車を牽いてやってきた、日本製紙富士工場富士専用線のスイッチャー。

20110809_np-fuji_2.JPG
スイッチャーを逆サイドから見る。

スイッチャーはこのコンテナ車を、駅構内の留置線に置いてあった検査回送らしきワムの列の末尾に連結し、単機で去っていった。

この後、隣の吉原駅へと移動する。
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